前回、日系上場企業の中で5年連続増益かつPBRおよびPERが適正水準の企業を抽出した結果を公開させて頂きました。
このままの勢いで、今回は自己資本比率とROEが高い企業を抽出したのでそれを紹介します。
ROEや自己資本比率が高い企業は、真に高い実力と倒産のリスクが低い企業であることを表しています。
今回は、 自己資本比率とROE の定義を少し説明し、この条件に該当する銘柄を紹介させて頂きます。
株式投資をされている方や興味がある方にぜひ参考になれば幸いです。(常套句で恐縮ですが、投資の判断等は自己責任でお願いできればと思います。)
銘柄選定の前提
銘柄選定の前提は以下です:
・対象は、日系の上場企業
・自己資本比率 > 50%、ROE > 10%
・売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が5年連続(2016 – 2020)で上昇している
・PER < 15 、PBR < 1 (2021/11/24 時点) ※所謂適正とされる水準
各指標の定義・説明(自己資本比率・ROEとは?)
〇自己資本比率
・算式:「自己資本 ÷ (自己資本 + 他人資本)」
・この数値が高いほどその企業の”倒産するリスク”は低いことを表す。なぜなら総資本に対して、いわゆる借金(他人資本)が少ないため。
・資産家ウォーレン・バフェット氏も重視している指標。
・日系企業の場合、「50%以上」であれば優良
〇ROE(Return on Equity:自己資本利益率)
・算式:「当期純利益 ÷ 自己資本」
・この数値が高いほどその企業の”収益力”が高いことを表す。
・バフェット氏はこの指標も重要視している。
・自己資本比率が高いほどこの数値は低くなるため、この数値が高いということは”安定感”と”本物の実力”をもつことを表す。
・ 日系企業の場合、「10%以上」あれば十分とされる
優良銘柄一覧
では今回の条件に該当する銘柄は以下です。あくまで安定感と実力を併せ持った企業と推測されます。
今後注目させて頂こうと思っています。
3847 | パシフィックシステム |
4577 | ダイト |
6750 | エレコム |
7607 | 進和 |
8877 | エスリード |
簡単で恐縮ですが、ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
ホンダ
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