こんばんは、ダニエルでございます。
前回は、
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相手にベクトルを向けること
=
相手の現実を知ること
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であるとお伝えしました。
そう、相手の現実を知ることで、
相手がどういう言葉を求めているのかが、
何となく分かってくるんですね。
で、その現実とは何かというと、
それは、
”価値観”
です。
さらに、価値観とは、
その人の行動する上での優先順位です。
つまり人は、その人の価値観に則って
主体的に行動を決めます。
だから、相手の現実を知ることで、
相手を動かすヒントを得ることができます。
これ覚えておいてください。
で、今日は、もっと具体的に、
この相手の現実を知ることの
重要性についてお話していきます。
その前にまず、
一つ説明が必要なことがあります。
それは、
人は目の前の現実をありのままに
認識していないということです。
ありのままというのは、
五感ですね。
視覚、聴覚、嗅覚、
触覚、味覚。
例えば、かき氷のシロップ。
イチゴ味やメロン味など、
いろんな味がありますね。
しかし、あれは色が違うだけで
どれも味は一緒です。
なのに僕たちはそのシロップの色で
勝手に味を判断してしまっています。
どうですか?
全く味覚使ってませんよね?
もうめちゃくちゃなんです。
人間の感覚は。
基本的に人は、
記憶で現実を作ります。
詳細は長くなるのでここでは避けますが、
それまでの環境や経験で作られた
記憶や習慣で無意識に現実を作るんです。
だから、メロン色のシロップは
メロン本体に対する記憶にハッキングされて、
ただの甘いシロップを
メロン味と認識しちゃうんです。
これが何を表しているかというと、
人が認識している現実は、
五感を使って目の前をありのままに
認識しているのではなく、
記憶で捏造しているということです。
そして当たり前ですが、
人それぞれ持っている記憶は、
違いますよね?
つまり、人それぞれ見ている世界が
違うんです。
本当は何かしら本物の世界が
目の前にはあるのかもしれません。
しかし、
人は自分の記憶で歪めた世界を
本当の世界だと思って生きています。
それを自分の現実にするんですね、
あなたの記憶というフィルターを通して、
目の前の世界を本物の世界だと
思ってしまうんです。
つまり人は基本的に、
ぼーっと生きています。
無意識に身を任せて
生きているんです。
無集中状態ですね。
しかし、その無集中状態は、
簡単に変えることができます。
例えば、誰かが
「あっ!」
と言って明後日の方向を指したとします。
この時、あなたはその指がさされた方向を
反射的に見てしまいますよね?
恐らくあなたが小さい時、
このような遊びをしたことが
あると思います。
この時って、
その指の先を集中して見ますよね?
この時、目の前にあるものを
あなたの現実として認識するんです。
このように無集中状態は、
簡単に打開することができるんですね。
これはどういうことが身体に
起こっているかというと、
自分の身に危険が及ぶと本能的に感じて
集中するんですね。
でこれをですね、
会話の場合で考えてみると、
例えば自慢話をされると、
自慢話は興味がないので、
聞いてる方は無集中状態になるんですね。
逆に、相手に関係することを聞くと、
相手は、無集中状態から
集中状態になります。
なぜならば、
人が一番価値を置いているのは、
自分自身だからです。
自分が価値を置いているものについて
聞かれた瞬間に、
承認欲求や親和の欲求が出てくるんです。
つまり、
フラストレーションが溜まってくるんです。
フラストレーションは元をたどれば、
生存欲求にたどり着きます。
つまり、身体が危険を感じているんですね。
だから相手に関係することを
相手に聞くと、
無集中状態から
集中状態に変わるんですね。
そしてその集中の先は、
あなたになるんです。
さらに相手は、
この人に認められなきゃ
命が危ないと感じ、
あなたに同調していきます。
これを、
ホメオスタシス同調と言います。
これを続けると
相手はどんどんあなたに
引き込まれていきます。
ちなみ、
この相手に関することを聞くことは、
相手にスポットライトを当てて
いますよね?
つまり相手ベクトルであり、
相手の現実を知ろうとしています。
だから、相手の現実を知ることが
大切なんです。
以上が、
会話が上手な人の共通点である、
相手にスポットライトを当てること。
この原理をお伝えさせて頂きました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
それでは、また!
ダニエル
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